皆さん、こんにちは。
小島かつらです。
今回は「かつらの仙台ぷらり散歩」をお届けします♪
今回紹介する【坐 Cafe】を初めて訪れたのは、昨年夏の終わりごろ。
この日は近くで、いくつか用事が重なって、次の打ち合わせまで、小一時間ほど暇ができたため、あたりをぷらりと歩いていたら、ふっとこのお店が目にとまり、
「おや。おしゃれなカフェがあるじゃないの」
と、時間つぶしに入ってみた。
インテリアや器も私好みで、書棚には読みたかった本も置いてある。
その本を開いて、注文したコーヒーを一口飲んだら、なんだかこれが異様においしい。
「このコーヒー、とってもいいですね! えぐみが無くて、さらっと飲めちゃいますね。不思議~。」
マスターらしき人に問いかけたら、その人は、キラーン!と瞳を輝かせて、話に乗ってくる。
焙煎や淹れ方のコツといったコーヒーうんちくでも始まるのかと思ったら、
「え~。その理由をお話しする前にですね......」
なぜかコーヒーではなく、野菜の話からスタート。
しかも、その内容が超ド級のスケールなのだ。
さらに、無口そうに見えたその人は、大変な饒舌家だった。
圧倒されつつ聞いて、どれくらい経っただろうか。
どうも話は半分も終わってない感じだが、私は待ち合わせの時間が来てしまい、
「すみませーん、ごちそうさまでしたぁぁー」
と、あわててお店を後にした。
お目当ての本は、ついに1ページも読めなかった。
さて、今年も温かい飲み物が恋しい季節になった。
「そういえば(あの話の長さはともかく)、コーヒーは実においしかった......」
と、突然思いだして、今回、取材をお願いした次第。
ですから、今日は最後までおいしさの理由を伺いますよ!
ええ、拝聴させていただきますともッ!
【坐 Cafe】は、ギャラリー・ライブハウス・セミナーなどのイベントスペースとしても利用されている。
「どのカップがお好きですか?」
と、お客に選ばせてくれる心憎い演出もしてくれる。
はい。この方(↑)が例のマスター、OGAさんこと、小笠原光織さん。
あ~。やっぱりおいしいな。
なんという素直な味。
いやいや。なごんでないで、今日は取材ね、取材!
するとOGAさんは、
「まずコーヒーのことをお話しする前にですね......」
おお!始まった。
どうも、OGAさんにはOGAさんのプロットがすでにできあがってるようなのだ。
そもそも【坐 Cafe】の代表であるエス・カミムラの上村夫妻が、約20年前、完全有機栽培の野菜を作る志を立て、栽培に完璧な環境を求めて行きついたのが中国の山東省。
雑草や害虫を一つ一つ手で摘み取るような地道な作業を重ねて育てた野菜は、オーガニック認定の厳しい基準をクリア。
【坐 Cafe】を運営するエス・カミムラは、日本国内で海外認証第一号となった。
「なぜ山東省なのか? それには3つの理由があります」
と、OGAさんは力説するが、ここまでで約30分経過。
というわけで、すみませんが、どーーしても詳しく知りたい方は、お店でOGAさんに直接聞いてくださいませ。
さて、山東省の広大な畑で収穫された野菜は、すぐに隣接の工場(これも自社で建設)で急速冷凍し、鮮度とおいしさを保ったまま日本へ輸入。
カフェで提供する料理やデザートには、この冷凍野菜が使われている。
(話はここまでで約1時間経過)
コーヒー豆も同様に、徹底した管理のもと、中国の雲南省で、手間のかかるティピカ種を最適な環境で栽培。
なぜ雲南省? ティピカ種って何?
それにはいくつも理由があるのだけれど、詳しくは、直接OGAさんへどうぞ(笑)。
お店ではコーヒー豆を小まめに少量ずつ焙煎し、もっとも美味しい方法とタイミングで、丁寧に淹れる。
つまりは、野菜もコーヒーも、種を蒔き(というか土地を選ぶ段階から)、収穫したものを口に入れる瞬間まで、本来やるべきことをする。
すべての工程において一切の妥協がない。
「それが私たちの【坐 Cafe】なんです」
ここで少し間が空いた。
どうもOGAさんがこれで締めくくったようなのでちらりと時計を見たら、2時間経過。
「貴重なお話、ありがとうございました」
おなかが空いてしまったので、オーガニック野菜のスープセットに「あずきブロッコリー」というブロッコリーのムースにあずきを添えたデザートをいただくことに。
スープは、ペースト状にした冷凍トマトを温めて、塩コショウしただけという。
熱を通してあるのに、実にフレッシュな味わい。
「でしょ?(キラーン!と瞳を輝かせて) 野菜嫌いなお子さんでも、ウチの料理はパクパク完食しちゃうんですよ」
と、OGAさん。
ブロッコリーのムースも同様に、少量の牛乳・生クリームと合わせ、ゼラチンで固めただけというが、青臭さ・えぐみが無く、甘みが濃く、まるで抹茶ムース風の味わい。
(「糖度も鮮度!」と、OGAさん力説)
「うわ~、添えてあるパンとバジルソースも絶品ですね!」
と驚くと、
「それには3つの理由があります!」
と、OGAさん。
ええ、ここからさらに力説30分。
大変おいしゅうございましたとも。
あ、念のため。
OGAさんは"聞かれたから説明した"のであって、静かにコーヒーを味わいたい人には、そっとしておいてくれる、......とか。
どうぞご安心を。
【坐 Cafe】
〒980-0804
宮城県仙台市青葉区大町1-3-7横山ビル1F
022-266-4632
祝祭日定休
月~土 11:00~19:00
http://yaplog.jp/za-cafe/
次回は、11月2日にインターネット懸賞コラムを配信します!
©Jun Tameda ©白夜書房・2010 たかはしみき ©白夜書房